ヘルニア・他でよくならない・症状・原因・当院改善法

椎間板ヘルニアにおける、病院や整骨院での主な治療法と問題点

 

1、マッサージ・電気・超音波治療で患部をほぐす?

 

→痛みやしびれをおこしている神経や筋肉には、強い刺激はさらに症状を悪化させます。マッサージで行うような、たたいたり強くもんだりの強い刺激は厳禁です。

 

2、牽引治療を行う?

 

→背骨から足を何キロかの力でけん引する療法です。このけん引法では、一番原因となる部分の修復はできないと考えます。逆に傷んでいる筋肉や神経を強く引っ張ることになり、痛みやしびれが逆に強くなる懸念があります。

 

当院には、このけん引で余計にひどくなったと訴えての、ご来院が多くなってきています。注意が必要です。

 

3、患部を温めて血行を良くする?

 

→痛みやしびれが強くなって、動けないようになっている神経や筋肉は、炎症をおこし熱っぽくなっていることが多いのです。

 

このような炎症をおこしている個所を温めることは、益々、炎症をひどくして痛みやしびれが強くなってくるでしょう。要注意です。

 

4、注射や痛み止めの薬を処方する?

 

→体は一生懸命に痛みやしびれで体の状態を訴えています。

 

根本的な治療をしないで、症状だけを抑える注射や薬はどうしても必要時を除いて避けるべきと考えます。

 

5、手術を行う?

 

→症状が悪化し、排尿困難や痛みやしびれを通り越して反応しなくなった場合は、手術に頼るしかないでしょう。しかしながら、ほとんどの場合は当院の神経回復整体で改善が可能です。

 

手術は最後にしておきましょう。

 

①椎間板ヘルニアとは?

 

背骨(脊椎)には、24個の骨がありその骨と骨の間には椎間板が存在しており、背骨が曲がるのを助けています。背中が自由に曲がるのは椎間板のおかげなのです。

 

椎間板は真ん中にゼラチン状の髄核(ずいかく)があり、髄核を取り囲むよう線維輪(せんいりん)があります。

椎間板は、この髄核と線維輪の2つの組織により形成されています。

 

椎間板ヘルニアとはその線維輪に亀裂(きれつ)が生じ、髄核が外に飛び出した状態を指します。

 

椎間板ヘルニアは大きく分けて2つのタイプがあります。

 

1,線維輪の亀裂が少なく、髄核が線維輪から飛び出さないが、髄核が後方へ移動して神経の一部を圧迫するタイプ

 

2,椎間板が傷む事により、線維輪に亀裂が入り、髄核が線維輪を突き破り神経を直接的に圧迫するタイプ

 

②腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛の症状とは?

 

腰の骨(腰椎)の、どの部分の椎間板が、神経を圧迫しているかによって異なります。

 

腰椎は5つあり、上から第1腰椎、第2腰椎、第3腰椎、第4腰椎、第5腰椎と名前が付けられています。

 

発症部位と症状

 

・腰の骨:1番と2番の間の腰椎椎間板ヘルニア

腰の上あたりに痛みが出ることが多い部位です。

 

・腰の骨:2番と3番の間の腰椎椎間板ヘルニア

足の付け根やそけい部が痛んだり、だるくなったり、ときにはしびれたりします。

 

・腰の骨:3番と4番の間の腰椎椎間板ヘルニア

太ももの前の部分が痛んだり、だるくなったり、時にはしびれたりします。

 

・腰の骨:4番と5番の間の腰椎椎間板ヘルニア

腰痛の原因の中で、圧倒的に多いのがこの部分です。

症状としては、おしりから太ももの横、膝の下や、外側のすねが痛んだりしびれたりします。親指の力が入らなかったり、足首があげられなくなります。

 

・腰の骨:5番と仙骨(骨盤)の間の腰椎椎間板ヘルニア

おしりの真ん中、太ももの裏、ふくらはぎ、かかとから足の裏、足の小指がしびれたり痛んだりします。

アキレス腱の反射が弱くなり、つま先歩きができなくなります。

 

【椎椎間板ヘルニア進行状態】

 

レベル1→腰が重い、動かすと痛みが出る。

腰が重くなって動かすと痛みが出てきた。いつもは自然に治っていたのに今回は治らない。たまにギクッとすごく痛くなるが少しすればなくなる。

 

レベル2→ぎっくり腰を繰り返すようになった

重いものを持ったり、急に動いたりしたときに腰に激痛がはしり、それから激痛で動けなくなった。何とか安静にすれば動けるようになるが、そのようなことを毎年繰り返すようになった。

 

レベル3→腰からお尻にかけての痛みやしびれ

毎年ぎっくり腰を繰り返すようになってから、今度は痛みの位置が、腰から少し下がりお尻の所に表れてきた。少ししびれも出てきているように感じる。

ここから下は重症レベルです。すぐに治療にかかる必要があります

 

レベル4→太ももや膝までの痛みやしびれ

お尻にかけての痛みやしびれが、だんだん下の方に降りてきた感じがする。

 

足の太ももの方にまで痛みやしびれが広がってきて、その度合いも強くなってきた。

 

寝ているときや、歩くのにも困難な状態になってきて、日常生活や仕事にも影響が出てきた。

 

病院に行きMRIを撮ってもらい、椎間板ヘルニアと診断される。

 

治療として痛み止め・ブロック注射・けん引・電気治療などを行ったが一向に良くならない状態が長期間続いている。

レベル5→ひざから下、足の指先までの痛みやしびれ

強烈な痛みが足先まで出るようになり、もはや立つことさえ困難な状態になり、じっとしていても痛みやしびれが、おそって来るようになった。

 

もはや日常生活も出来なくなり、仕事も休まざるをえなくなった。

 

病院に行っても一向に良くならない!医者からは手術を勧められている。
レベル4・レベル5はまさに重症レベルです。

 

このレベルまで来ると、神経の損傷がかなり進んでおり、『すぐに治る』レベルではありません。つまり、傷が深いのです。

根本的な施術が必要であり、何回かの通院回数が必要になってきます。

 

さらに進むと排尿困難や、下半身まひなどに進んできます。ここまでくると当院でも手に負えなくなってきます。病院での手術をお勧めします。

 

あなたの今の症状は、上記のどのレベルになったでしょうか?レベルが高くなるほど早期の治療が必要です。

 

あなたは今の痛みやしびれと、まだ付き合いますか?

 

それとも、痛みやしびれにサヨナラしますか?

なぜ、お尻や足に痛み痺れが出るのか?

 

それは、腰の骨の後ろをぴったりと寄り添うように、足につながっている坐骨神経が通ってるためです。

その坐骨神経を、何らかの要因で腰が前に丸くなり、椎間板が飛び出し坐骨神経を圧迫すると、腰痛やおしりから足がしびれたり、強い痛みが出てしまうのです。

 

何らかの要因とは?

1,デスクワークなどの長時間の座りすぎによる、腰の骨の後ろへの歪みによる坐骨神経の圧迫

2,家事や仕事によく立ちっぱなしなどにより、前かがみの姿勢が続いたことによる坐骨神経の圧迫

3,重いものを持ち続けるなどの腰の疲労による坐骨神経の圧迫等々

 

 

椎間板ヘルニア 椎間板突出による神経圧迫

 

この痛み・しびれの発生原因は、悪い姿勢等により、椎間板が強く押出され、突出した部分が神経を圧迫してしまうことによるものです。突出したヘルニア部分が、大きく硬いと痛みが強くなります。

 

昭和町カイロプラクティック院